2008年10月20日
中国での暗号化製品違法使用への取締り強化につきまして
この度、中国国家暗号管理局の発表により、上海暗号管理局と上海交通大学とで共同研究、開発した「商用暗号化ネット通信監査システム」は、上海市科学技術委員会の検収、承認を得て、近々運用開始の見込みです。

本システムを特定のネット上に設置することで、違法使用している暗号化通信製品(VPN等)を瞬時に発見、及び位置測定することができるとされています。今まで、商用暗号管理条例の違法行為を取締まる主な手段は、摘発、内部告発に依存してきましたが、 この現状を改善できるのみならず、違法使用の証拠収集にも役立つとされています。

しかし、申請窓口は中国国内しか設置されておらず、中国語による申請書類の作成や、申請内容審査への対応等が煩雑な為、多くの企業にとって、この手続きは大きな負担となっています。

本システムの本格的な運用に伴い、中国での暗号化製品の違法使用への取締りが一段と強化されると推測します。故に、中国での暗号化製品の使用に際しては、十分な注意を払う必要があると思われます。更なる詳細内容はこちらへ

イースタンゼネラルテクノ株式会社